肩こりの予防体操

肩こりの予防体操

肩こりは、不良姿勢や骨や椎間板の変性のほか、高血圧、目の異常、ストレス、睡眠不足、更年期障害などからくるものもあります。
病気からくる肩こりではその原因疾患の治療が大切ですが、病気が原因でない肩こりの場合、体操や日常生活での注意により予防したり改善を図ることが大切です。

日常生活で注意すること

1.肩こり体操、ウォーキングなどで体を動かす習慣をつける
ウォーキングにより下肢の筋肉ポンプが働き、首肩の血行も改善されます。
2.首や肩に負担をかけない姿勢を心掛ける
首が前傾した(あごが前に出ている)姿勢は首、肩に負担をかけます。
3.長時間同じ姿勢をしない
「仕事中でも時報を聞いたら、必ず一旦手を止めてストレッチをする」などの工夫を。
4.首、肩、足の冷えに注意する
血行改善が一番の肩こり予防です。
夏のクーラー対策や、冬は入浴後に髪を濡らしたままにしない、などの工夫を。
5.自分にあった枕を選ぶ
頚椎が正しいカーブを保てるような枕を選びましょう。
枕は頭を支えるのではなく、首を支えるのが正しい使い方です。

肩こりの予防体操

筋肉を静かにじわっと伸ばし、その姿勢を20~30秒保持します。
呼吸は自然に。筋肉に軽く張りを感じる程度に心地よく行います。
イスに座ったままでできる簡単な体操ですが、可能なら立ち上がって行ってください。

肩こりの予防体操
首の前の筋肉を伸ばす
指であごを押し上げます。もう一方の手で肘を支えるとよいでしょう。

肩こりの予防体操
首の後ろの筋肉を伸ばす
両手で首を下に曲げるようにします。

肩こりの予防体操
首の横の筋肉を伸ばす
首を右に倒し、左側を伸ばします。
左手でイスをつかみ、左肩が上がらないように押さえるとより効果的です。
反対側も同じように行います。

肩こりの予防体操
腕の外側と背中の筋肉を伸ばす
右腕を伸ばした状態で、右肘に左腕を引っ掛けて右腕全体を体に近づけます。
この時、顔は右を向きます。
反対側も同じように行います。

肩こりの予防体操
脇の筋肉を伸ばす
右肘を左手でつかみ、下へ引っ張ります。
この時、右手で右の肩甲骨を触るようにします。
反対側も同じように行います。

肩こりの予防体操
腕の後ろの筋肉を伸ばす
頭の上で手を組み、両肘を伸ばしたまま後ろへ倒します。
同時に、胸を張るようにします。

肩こりの予防体操
胸の筋肉を伸ばす
両手を後ろで組み、上へ持ち上げます。
この時、しっかり胸を張るようにします。

肩こりの予防体操
背中の筋肉を伸ばす
胸の前で両腕を組み、それぞれ反対側の肩をしっかりつかみます。
この状態で上半身を前に倒します。

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